あなたは言葉についてどれだけ意識してるでしょうか?
聞く言葉もそうですが、発する言葉。
言葉は大切だとよく言われますが、どれ程言葉によって私たちが変わるのかについて改めて考えてみましょう。
次のような諺があります。
- 食べ物が体をつくる
- 聞いた言葉が心を作る
- 話した言葉が未来を作る
このように言葉によって、自分の今の心の状態だけでなく、未来も変わります。
聖書にも「はじめに言葉ありき」とあります。
解釈は諸説ありますが。
ここで、乙武洋匡さんのエピソードをしましょう。
乙武さんは今でこそ、不倫騒動で話題になりましたが(笑)
あの方はあれだけの重度の身体障害でありながら、圧倒的なまでの自信にあふれています。
なぜなのでしょうか?
実は彼の両親に、特に母親の教育に大きな影響があります。
彼のお母さんは生まれて、四肢のない乙武さんの体を見ていながらも
「可愛い、あなたは何でもできる」と、ずっとずっと言い続けてきました。
そのため彼の自分自身への承認や自信・自己肯定感は素晴らしいものがあり、小学校や中学校など彼をいじめる人はいても、へこたれることはありませんでした。
一度作られた自己肯定感は容易には壊せません。
彼は四肢がないにも関わらず、色々なことに挑戦しました。
- 本を書く
- 講演家
- 教師
また、言い方が悪いですが、自分は女性を一番幸せにできるということで、次々に女性に手を出しました(笑)
そして、今では自分の子供に、母親がしたようにその存在を承認をたっぷり与えて育てています。
一般的に障害者は自信がないものです。
実は僕は精神障害を負っており、死にたいと何度も思ったことがあります。
死にたい・自殺したいという心理は究極の自己否定です。
自分の存在を否定することですね。
原因を親のせいにするのはあんまり良くないかもしれませんが、多くの原因は家庭環境にあるのも事実です。
生みの親より育ての親です。
僕は親に否定的な言葉をたくさんかけられて育てられました。
- あなたは何もしてもダメな子
- 消極的で元気がない
- 周りの子に比べて頭も悪い
- あなたに特技は無い
- あなたが心配
- 先生、お願い。この子の性格を変えて欲しい。
ずっとそういう言葉をかけられて育てられてきました。
健常者に比べて障害者は何らかの身体的・知的精神的デメリットを持っている訳ですから、基本的に親から心配されて育てられます。
ひどい親になれば(いわゆる毒親であれば)徹底的に自尊心を傷つけられ、肯定されず、無視され、否定され育てられてることも多いでしょう。
言葉は心を作ります。
そんな言葉をかけられて一体どんな人間になれるというんでしょうか。
簡単に想像ができますね。
もちろん親自身も、そのまた親に否定的な言葉を掛けられて育てられてきたことが多いです。
連綿と負の言葉の連鎖が受け継がれてきたのです。
受け継がれるのは、DNAだけじゃないんですよ。
言葉です。
さて、あなたが今から、今日からです、変わるにはこの瞬間から変わるにはどうすれば良いでしょうか?
簡単です。
言葉を変えるんです。
始めの諺でも言った通り、あなたが発する言葉が、未来を変えます。
行動は簡単には変わりません。
すぐに行動できる人はそもそも成功者となっています。
自分が凡人だと思うのならば、僕もです、まず普段使っている言葉を変える必要があります。
今でこそスマホなどで録音することは容易になりました。
自分の言葉って、喋ってる姿って変に聞こえますよね?
普段、私達は喋ってる言葉は音として外に出ますが、自分自身には脳の中に響いている声も聞こえているからです。
普段意識していないかもしれませんが、自分が発した言葉というのはある意味、自己暗示でもあるんです。
そうです。
あなたは普段意識してないかもしれませんが、負の言葉を・エネルギーを自分自身に語りかけていないですか?
- 自分はダメだ
- オレにはできない
- 自分はやれない
- 自分は他の人と比べて上手くいかない
- 僕には能力がない
- 自分は運がない
- 私は他の人と違う
本当にできないのでしょうか?
確かにうまい人と比べれば劣ることでしょうだけれども、それは1本踏み出せないことの理由になっていないでしょうか。
逃げていないでしょうか。
根性論、そういう精神論でないです。
あなたは自分自身をいじめていないでしょうか。
もちろん簡単ではありません。
自分自身を変えるということは。
人格を変えること、中身を変えること。
一筋縄ではいけません。
正直、年単位の時間かかるでしょう。
でも、あなたはきっと良い方向に変わりたいと心から願っているはずです。
今からです。
今しかないんです。
あなたが変われるチャンスは。
まず一言。
習慣が大事です。
他にもあなたにとって大事な知恵をこのサイトでは扱っています。
ぜひ他の記事もご覧ください。