宇宙戦艦ヤマトのアニメにも出てくる「昏き」という言葉。
昏きとは「くらき」と読みます。
元々、小説など文豪も使っていた言葉です。
それが、そのカッコイイ言葉のニュアンスから、今やオタクを中心に好んで使われています。
(いわゆる中二病)
「昏い」の意味は薄暗い
昏い(くらい)の意味は、暗いです。
しかし、真っ暗でなく薄暗いイメージ。
黄昏(たそがれ)時の若干赤みのある夜。
「昏い」は光が弱くなるものの、何も見えなくなるほど暗くありません。
「昏き」の語源・由来は「嫁入り・結婚」
昏す(こんす):「目が暗くなる様」を意味しています。
他にも、昏れ(くれ)と読みます。
古代、暗くなってから嫁入りする風習があったことから「結婚」の意味もあります。
なので、「婚」の漢字は「女+昏」ですね。
「昏」を使った単語
- 昏酔
- 昏睡
- 昏迷
このように、意識を失うという意味もあります。
「昏い」「暗い」「冥い」「闇い」の違い・レベル感
暗さレベルは、
「昏い」が一番軽く、
「闇い」が一番暗いです。(真っ暗・暗黒・漆黒)
「昏い」<「暗い」<「冥い」<「闇い」
「冥」:死者の国・あの世・冥府を表します。
「闇」:光の対極。宇宙的な虚無。ブラックホールです。
不安を表す時に、「暗い気持ち」としますが、上記の関係から
- 「冥い気持ち」
- 「闇い気持ち」
と表します。(あまり日常で使いませんが)